ベトナム料理のバインセオの作り方を知りたい!
ベトナム風お好み焼きってなに?
バインセオを作るのに必要な材料は?
こんな悩みにお答えします。
こんにちは!
ベトナム料理普及家のKi Yamamotoです。
現役のベトナム料理人で、奥様はベトナム人。
ほぼ毎日ベトナム料理をお家で作る僕がバインセオについて解説していきます。
それではどうぞ!
ベトナム版お好み焼き!?バインセオとは何か
まずはバインセオとは何なのか。
簡単に説明しますね。
バインセオはベトナム南部でよく食べられている料理です。
米粉やタピオカ粉、ターメリックなどを混ぜ合わせた生地を
パリパリに焼き上げ、もやしや豚肉、えびなどの具材を挟み込んだ料理です。
ベトナム南部では、レストランでも屋台料理としても楽しまれています。
その見た目から、ベトナム版お好み焼きと紹介されることもしばしば。
個人的にはお好み焼きより、クレープじゃない?って思ってます。
バインセオの名前の由来
ベトナム料理の名前を見ると、バイン〇〇(Bánh)という料理をよく目にします。
このバイン(Bánh)は粉で作る生地の意味。
代表的なベトナムのサンドイッチ、バインミーもバイン(Bánh)と名前がつくように、粉から作ったパンですよね。
後半のセオ(xèo)はジュージューと焼ける音を意味しているそうです。
バインセオの生地をで焼くときはジューっと音がします。
あの音がベトナム人にはセオ(xèo)っと聞こえるようですよ。面白いですね!
バインセオが人気の理由とは?
日本のベトナム料理店でもバインセオを取り扱うお店はたくさんあると感じます。
人気の理由はやっぱり、その見た目では?っと勝手に思ってます笑
ターメリックの黄金色に、お皿からはみ出るほどに大きく焼かれたバインセオは、
見た目のインパクトも十分!
思わず写真を撮りたくなっちゃうそのビジュアルは多くの人の興味をそそるんじゃないか〜?と。
また、普段日本ではなかなか食べれないというのも人気の一つかもですね。
バインセオはどんな味?
そんな見た目のインパクト大のバインセオの気になるお味は、バリッと焼かれた生地が香ばしい味わいです。
お店によってはココナッツミルクを生地に配合してほんのりと甘味を出しています。
ターメリックのちょっと土っぽいような香りもバインセオの魅力の一つ。
ベトナム魚醤、ニョクマムをベースに作るニョクチャムというソースにつけていただくのが一般的です。
バインセオをお家で楽しむための基本レシピ
ここからはお家でもバインセオを楽しめるようにレシピを作りました。
なるべく日本で手に入る食材を中心にレシピを作成したつもりです。
みなさんぜひ作ってみてくださいね。
今回のレシピではココナッツミルクを入れていませんが、より本格的なレシピで楽しみたい!という方は、水の半量をココナッツミルクに置き換えると、ほんのりとココナッツが香る本格的なレシピになります。
ココナッツミルクをお持ちの方はぜひチャレンジしてみてくださいね!
バインセオを作るのに必要な材料。1~2人前
生地の材料
- 米粉 30g
- 片栗粉 10g
- ターメリック 2g
- 水 120ml (ココナッツミルクを入れる場合は水60ml、ココナッツミルク60ml)
- 塩 ひとつまみ
- サラダ油 小さじ1
具材
- 豚バラ肉 40g
- むきえび 4尾
- もやし 40g
- 塩 ひとつまみ
- 胡椒 少々
- サラダ油 小さじ1
添え野菜
- サニーレタス
- きゅうり などお好きな野菜をどうぞ
バインセオのつけだれ。ニョクチャムソース
- ニョクマム 大さじ1
- 砂糖 小さじ2
- レモン汁 小さじ1
- 水 大さじ3
- ニンニクみじん切り 1カケ分
- 唐辛子 お好みで 1本
ニョクチャムソースの作り方はこちらの記事でも詳しく解説しています↓
本場の味を再現!プロが教えるコツ!自宅で本格的なバインセオの作り方
ここからは実際に作りかたを紹介していきます。
一つ一つゆっくりでいいので一緒に頑張りましょう!
まずは具材を切っていきます。
1.豚バラ肉は1~2mmの厚さに薄く切る。
ニンニクはみじん切りにする。
豚バラはスライスのものを使ってもOK。一口大に切ってください。
2.生地の材料をボウルに入れ.ダマがないようによく混ぜる。
米粉、片栗粉、ターメリック、塩ひとつまみ、サラダ油を水で溶いていきます。
ココナッツミルクをお持ちの方は水の半量をココナッツミルクに変えてくださいね。
ベトナムのバインセオはタピオカ粉が入っているみたいです。
日本ではなかなか手に入らないので、同じ澱粉の片栗粉で代用しました。
3.フライパンにサラダ油を引いたら、豚バラ肉、えびを入れて塩、胡椒で味を整えたら、色が変わるまで2分ほど炒めます。
4.お肉とえびに火が通ったら2.の生地をよく混ぜてフライパン全体に流し込む。
中火で1分焼いたら、
もやしを生地の片側に乗せ、
フタをして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。
この間にソースの材料を全て合わせておくと良いです。
5.もやしがしんなりして、生地の裏面に香ばしい焼き色が付いたら、火を強火にして10秒ほど加熱して、油ぎれをよくする。
高温にすることで、油がさらっとして全体的に油が抜けていきます。
6.生地を半分に折りたたみ、バットに取りだす。バットを斜めにしてさらに油を切る。
斜めにバットを傾けると、油がよく切れますよ。
7.器に添え野菜を乗せたら、6を盛り付けて完成。
バインセオの食べ方とおすすめの食材
お疲れ様です!
上手に焼けましたか?
おウチご飯なので、失敗してもOK。
楽しみながら作ってくださいね。
さて、ここからはバインセオの食べ方を紹介します。
好きに食べていいけど、ベトナムではこうやって食べるよ。っていう感じなので参考にしてみてくださいね。
バインセオは野菜と一緒に食べよう。
バインセオの生地をお箸で食べやすい大きさに切ったら、サニーレタスなどの葉野菜に包んで食べてみてください。
パリパリに焼けた生地とレタスの食感がベストマッチ。
周りをレタスで覆うので食べた感じもさっぱりします。
サニーレタスやレタス、サンチュなどの大きめの葉野菜がおすすめですよ〜。
そのまま食べてもOK
もちろんそのまま食べてもOK。
特に決まった食べ方はないですが、やっぱり野菜に包んで食べるのが一番美味しいと思います。
バインセオに合うおすすめのハーブと食材は?
レタスと一緒にぜひ用意して欲しいのがハーブ。
ベトナム料理ではハーブをよく食べます。
おすすめはパクチーや大葉、ミントなど。
爽やかな風味を出してくれるハーブが相性が良いです。
終わりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はベトナム料理の定番、バインセオを自宅で作ってみたお話でした。
URIと台所。ではベトナム料理を中心にレシピなどを発信しています。
こんなベトナム料理作ってみたい!というものがありましたら、お気軽にコメントでお知らせくださいね。
それではまた次の記事で会いましょう!
さようなら!
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