ベトナム料理 辛くないが魅力の秘密とは?

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ベトナム料理を食べてみたいけどなんか辛いんでしょ?
辛くないベトナム料理ってあるの?
ベトナム料理の特徴って?
日本人の舌に合うってほんと?

こんな疑問にお答えします。

ki yamamoto
ki yamamoto

こんにちは!
ベトナム料理普及家のKi Yamamotoです。

URIと台所。というブログでベトナム料理について発信しています。

この記事をご覧になっている皆さんは
ベトナム料理に興味があるけど、どんなものがあるのか知りたい〜って方だと思います。

URIちゃん(奥さん)の実家で食べたベトナム料理↑

昔の僕も皆さんと同じように、ベトナム料理って??あのなんか辛いやつでしょ?って感じでした。

ベトナム人の奥さんURIちゃんと出会ってから、あれ、なんか思ってたのと違うぞ!
ベトナム料理、うまいぞ!と思い、
このおいしさをみんなに伝えたい!と考えてこのブログを立ち上げました。

どうぞ皆さん怖がらずに笑
ベトナム料理にチャレンジしてみてくださいね。

この記事では、
ベトナム料理は辛いのか
ベトナム料理の特徴
日本人の舌に合う理由

などを解説していきます。

それでは!

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ベトナム料理は辛くない。その魅力とは?

僕がベトナム料理のことを人に話すと一番最初に聞かれるのは、
ベトナム料理って辛いんでしょ?
です!

結論から言うと、ベトナム料理は辛くありません。
ベトナム料理は、素材の味を活かすという日本料理に似た考えで作られています。
実際僕が現地で食べた料理も、辛いものは少なく、非常に日本人好みの味付けでした。


ですが確かに辛い料理も存在します。と言うより、辛い調味料が身近にあります。
でも安心してください。
それらは料理のトッピングとして使われることがほとんどです。

だからもう一度言うとベトナム料理は辛くないのです!

辛味を抑えたベトナム料理の特徴

素材の味を大切にする。
ベトナム料理に携わっていて感じたことです。
ベトナムの料理人は食材そのものの味わいを上手に活かして調理します。

職場で一緒に働くベトナム人も、奥さんのURIちゃんも、この食材の味はこんな味。だからこの調味料は必要ない。といったように、素材の味に対してすごく敏感だなぁといつも驚かされます。

日本人もよく素材そのものの味を大切にすると言いますが、なんだか同じもの(もしかしたらそれ以上?)のものを感じているんですね。

日本人にも好まれるベトナム料理の理由

上で書いたように、素材の味を大切にする。と言うところが日本人の感覚とマッチしているのかなぁと思っています。
また、他の東南アジア諸国に比べて、辛い料理が少なく、食べやすいのも一つの要因です。
そして、ベトナム料理の味付けによく使われる調味料、魚醤のニョクマムは旨味成分たっぷりで、マイルドな口当たり。このニョクマムのうまさも日本人に受けている理由だと思います。

ベトナム料理で人気の辛くないメニュー

実際に辛くないベトナム料理をいくつか紹介します。
人気のメニューなので皆さんご存知かもしれませんが、ベトナムを代表する料理なので簡単に紹介させてください。

バインミー:ベトナム風サンドイッチの魅力

まずはバインミー
最近は日本でも人気が出てきて、バインミー専門店もちょこちょこ見かけるようになりましたね。

バインミーはベトナム風のサンドイッチ。
フランスの食文化の影響を受けたベトナムならではの食べ物です。

レバーパテやベトナムハム、きゅうりやなますなどを挟んでいただくバインミーはアメリカの「ナショナル・ジオグラフィック」で世界一美味しいストリートフードに選出されました。

僕も大好きで、現地に行ったら必ず食べます。

フォー:ヘルシーで満足感のある麺料理

フォーはベトナムの米粉を使った麺料理です。
こちらもベトナムといえば!の一品。
ベトナムではフォーといえば北部と言われていて、ハノイなどのベトナム北部地方のフォーは絶品です。

日本ではとても有名ですが、実はベトナム人はフォーよりもブンと言う米粉の麺をよく食べています。
こちらについてはこの記事で解説していますのでよかったらご覧ください。

生春巻き:爽やかな香草と野菜の組み合わせ

生春巻きもまた、ベトナム料理といえばこれ!の上位にランクインしてくる人気メニューですよね。
もちもちのライスペーパーにたっぷりの野菜とハーブを巻いたこの春巻きは、みんな大好きな味。
こちらはベトナム南部でよく食べられており、日本に来るまで綺麗に巻かれた状態の生春巻きを食べたことがなかった。と言う北部出身のベトナム人もいるのだとか。

ベトナムのライスペーパーは日本のものよりも薄くて、水で戻す必要がないタイプのものをよく使っています。

ベトナム風おこわ:やさしい風味ともっちりした食感でみんな大好き

ソイと呼ばれるベトナム風のおこわも辛さはなく、日本人にも食べやすい味付けです。
もちもちのもち米に、各家庭やお店独自の具材をのせていただきます。

僕が大好きなのは北部の鶏肉のおこわ。
しっとりして力強い味わいのベトナムの地鶏とおこわがとても相性がよいです。

ベトナム料理に欠かせない調味料と食材

日本料理に欠かせない調味料といえば味噌や醤油があります。
同じようにベトナム料理に欠かせない調味料は
魚醤のニョクマムや麺料理に欠かせない米粉などが挙げられます。

一つずつみてみましょう。

米粉:ベトナム料理のベースとなる主食

ベトナムの主食は米ですが、同じくらい米粉を使った料理も食べます。
代表的なのは、フォーやライスペーパー。
これらは米粉を原料に作られます。

ニョクマム:さまざまな料理に使われる魚醤

ニョクマムは小魚を発酵させて作る魚醤です。
ベトナム料理の味の決め手と行ってもいいくらいよく使われています。

ちなみに我が家でもニョクマムはめちゃくちゃ使う調味料。
なんなら醤油より使ってます。

辛味は自分で調整するのがベトナムスタイル

ベトナム料理は基本的に辛い料理が少ないですが、辛くするものはたくさんあります。
レストランや屋台などでも卓上に生の唐辛子やチリソースなどがよく置かれています。
辛いのが好きな人は自分の分だけ皿に取って自分で辛さを調節します。

これは辛味だけでなく、料理の味についても同じことが言えます。
料理の最後の仕上げは自分で行い、自分好みの味に仕上げる。
料理に対する面白い考えですよね。

サテ(sa tế)

ベトナム料理を辛くする調味料にサテがあります。
辛いだけでなくうまい調味料。
特にサテに乾燥した小エビを入れたサテトム(satế tôm)は辛うまで僕のおすすめ調味料です。


サテ(sa tế)はベトナム版食べるラー油みたいなもので、
にんにくや唐辛子、レモングラスなどの香辛料を細かくし油と合わせたものです。

ki yamamoto
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爽やかなレモングラスの風味と唐辛子の辛味が特徴で、料理に少し加えるだけでグッと深みを出してくれますよ〜。

ベトナム旅行で見かけたらぜひチャレンジしてみてください!
最近では日本でも販売されているようです。

辛いベトナム料理もある

ベトナム料理は辛くないと言いましたが、中には辛い料理も存在します。
有名なのが中部地方フエの名物、ブンボーフエ

レモングラスの爽やかな香りと、ピリッとくる唐辛子の辛さがとっても美味しい麺料理で、今ではベトナム全土にその人気が広がっています。
また、日本にあるベトナム料理店でもこのブンボーフエを提供しているお店はたくさんあります。

地域によって違う味の好み

南北に細長いベトナム。
地域によって味の好みも変わってきます。

よく言われるのは
北部は塩辛く、
中部は辛い
南部は甘い

実際ベトナム各地を歩いてみて
確かに南は甘いし、北はしょっぱい。
地域によって味の違いが感じられました。

中部地方は辛い料理が多い

ベトナムに関する本を読むと大抵そう書いてあります。
一説には中部地方の少数民族「チャム族」の食文化が影響しているのだとか。

辛い料理代表のブンボーフエも、中部フエの料理です。

実際僕が感じたこと

以前中部の都市フエに何日間か滞在しました。
中部の料理は辛い。
そう聞かされていた僕は、辛い料理でお腹を壊さぬよう胃腸薬をしっかり常備していたんですが、
なかなか辛いものに出会えない。

確かに名物のブンボーフエは辛かったですが、それ以外はなかなか辛い料理がない。
バインミーの具材
街の食堂
確かにちょっぴり唐辛子が効いてるものもあったけど
この地域の料理は辛いです。と言えるほど辛いものには出会えませんでした。
もしかしたら僕が知らないだけかもしれないですが、

個人的には中部はそんなに辛くない!に一票です。

ベトナム料理とタイ料理の違いは?

ベトナム料理って辛いんでしょ?と言われる理由の一つに、
タイ料理とベトナム料理が混同している。ケースがあります。

恥ずかしながら僕もURIちゃんと出会う前は、ベトナム料理とタイ料理が一緒のものだと思っていました。
ここでは、ベトナム料理とタイ料理の違いを見ていきます。

タイ料理の特徴

タイ料理の味の特徴は

辛い、甘い、酸っぱい、塩辛いの四つをベースにしています。
タイ料理で有名なトムヤムクンも、酸っぱくて、辛くて、ナンプラーの塩気とほのかな甘味を感じますよね。

また、これらの味は卓上調味料にも表されています。
タイ料理レストランでよく見かける卓上の4種類の調味料は
辛みの唐辛子、甘味の砂糖、酸味のお酢、塩辛い味のナンプラーと4つの味が入っています。

このようにタイ料理はこれら四つの味を基本ベースにしているようです。
また、香辛料の中でも唐辛子を多用するのが特徴。
なのでタイ料理は辛いものが多いですよね。

ベトナム料理の特徴

フランスや中国の文化の影響を受けたベトナム料理は独自の進化を遂げました。
フランスパンのようなバインミーに、ポトフがルーツとも言われるフォー。プリンにコーヒーなどフランスを感じる料理があれば、ローストダックや麺料理、仏教の菜食主義など中国からの料理まで多彩な食の影響を受けています。

また、香草を多用するのもベトナム料理の大きな特徴です。
家庭でもレストランでも、ハーブや野菜をたっぷり食卓に並べます。
それらを魚醤のニョクマムで作ったソースや、マムと呼ばれる発酵調味料、醤油に味噌など多彩なつけだれにつけて、自分好みの味に仕上げるのもベトナム料理の特徴

二つの違い

それぞれ魚醤を使ったりするところはよく似ていますが、
辛味の香辛料をよく使うタイ料理はよりエキゾチックな印象。
それに対して素材の味を活かし、ハーブや生野菜を多用するベトナム料理はヘルシーな料理に感じます。

辛さに関して見てみると、どちらも唐辛子は身近な存在ですが、ベトナム料理はタイ料理に比べ、料理に混ぜ込むより、つけだれやトッピングに使うことが多いので、辛い料理は少ないと感じられます。

地理的には隣接した二つの国。
似た部分もありますが、味に対しては少し違った考えがあるようですね。

終わりに

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はベトナム料理 辛くないが魅力の秘密とは?という内容で記事を書かせていただきました。

これを機にベトナム料理は辛くないが広がっていけば嬉しいです。
日本人にも食べやすいベトナム料理。ぜひみなさんチャレンジしてみてくださいね。

ki yamamoto
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それではまた次の記事で会いましょう!さようなら!

ネクストフーディスト

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