ベトナム料理の蒸し春巻きのレシピが知りたい!
ベトナムで食べたバインクオンをお家でも再現したい!
プルプル食感のあの蒸したやつは何?
こんな疑問にお答えします。
![ki yamamoto](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2021/07/IMG_0944.jpg)
こんにちは!ベトナム料理普及家のKi Yamamotoです。
プルンプルンの米粉の生地で作る蒸し春巻きは、ベトナムではメジャーな定番朝ごはん。
みなさんもベトナム旅行で一度は食べたことがあるかも?
この記事では、
蒸し春巻きをお家で簡単に再現できるレシピ
ベトナムの蒸し春巻きバインクオンとは?
など解説していきます。
![ki yamamoto](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2021/07/IMG_0943.jpg)
現役のベトナム料理人。ベトナム人奥さんのURIちゃんと僕が作る蒸し春巻きのレシピ!
みなさんぜひ作ってみてくださいね!
それではどうぞ。
ベトナム料理の定番、蒸し春巻きバインクオンって?
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_3526-1-scaled.jpg)
まずは蒸し春巻きって何?
というわけですが上の写真がハノイで食べた蒸し春巻きです。
米粉を水で溶いた生地を専用の蒸し器でサッと蒸してから、ひき肉やキクラゲなどの具材を
くるんっと包んでニョクマムソースにつけていただく料理で、ベトナムでは朝ごはんや小腹が空いた時のスナック的な存在として食べられています。
![URIちゃん](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2021/07/IMG_0939.jpg)
私も大好き!
蒸し春巻きのベトナムでの呼び方
蒸し春巻きはベトナム語で、Bánh cuốn(バインクオン)と呼びます。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_3522-1-scaled.jpg)
こんな感じで看板も出されていましたよ〜。
朝ごはん屋さんということで一緒に牛肉のフォーも販売していました。
ベトナム風蒸し春巻きバインクオンの魅力
ベトナム風蒸し春巻きバインクオンの魅力はなんといってももちもちの生地。
米粉とタピオカ粉を配合した薄くてやわらかい生地は、もちもちしていてぷるんとした口当たり。
この食感がなんともいえない美味しさです。
多くのお店ではフライドオニオンを一緒に添えていて、もちもち食感の中にもカリッとしたフライドオニオンのアクセントがたまりません。
ベトナム風蒸し春巻きバインクオンはどこで食べれるか
ベトナムではバインクオン専用の蒸し器があるので、基本的には専門店で食べることができます。
特にベトナム北部ではよく食べられているので、ハノイなどの北部の街に行った際はぜひバインクオンのお店を見つけてみてくださいね。
ベトナムでのバインクオンの作り方
自宅で再現する前にまずは、現地のやり方を確認。
お店の方に許可をいただきバインクオンの作り方を撮影させていただきました。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5644.jpg)
まずは薄い布のようなものを張った蒸し器の上に、米粉の生地を薄く伸ばしていきます。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5645.jpg)
フタをして1分ほど蒸したら
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5642.jpg)
細長い木の棒のようなもので端っこからクイっとすくい上げます。
この店では鍋を2台用意して2枚ずつ作っていました。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5647.jpg)
油を塗ったバットの裏側に、蒸しあがった生地を乗せたら、ひき肉とキクラゲの餡を乗せてくるりと包みます。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_3526-1-scaled.jpg)
たっぷりのフライドオニオンにパクチーとニョクマムソースを添えて出来上がり。
プルプルの生地は絶品です。
日本でも再現してみた。
ハノイの街で食べたバインクオン。あまりの美味しさに、日本でも作りたい!
そう思って何度か試作を重ねました。
まず気づいたのは、
![ki yamamoto](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2021/09/IMG_0940.jpg)
日本にはタピオカ粉があんま売ってない!!
そうなんです。
バインクオンに欠かせないあのもちもち食感はタピオカ粉からなるもの。
ですが日本のスーパーではタピオカ粉なんて見たことない。
もちろんamazonなどで探せば見つかるでしょうが、それでは気軽に作れない。
タピオカ粉の代替品
というわけでなんとか似たようなものでできないか、と考えた結果
同じようにデンプンを含んだ片栗粉をタピオカ粉の代替品としてレシピを作ってみることにしました。
ですが、なかなかもちもち食感が生まれない。
試作を重ね材料も尽きて、もうダメかも。。
と思っていたその時。
偶然の配合で生まれたのが今回のレシピ
奥さんのURIちゃんも美味しい!!と言ってくれました。
タピオカ粉なし。日本の家庭で作るベトナム蒸し春巻きの作り方
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5315.jpg)
というわけで前置きが長くなりましたが、タピオカ粉なしで作る
Ki Yamamotoオリジナルのベトナム風蒸し春巻きバインクオンです。
もちろん専用の蒸し器はないので、フライパン一つでできるように作りました。
休日の朝ごはんや、ちょっと小腹が減ったおやつにもピッタリ。
刺激的な具材は使っていないのでお子様もきっと喜んでくれるはずです!
タピオカ粉なし。日本の家庭で作るベトナム蒸し春巻きの材料 2人前
バインクオン6個分くらいできます。
- 米粉 30g
- 片栗粉 60g
- 水 270ml
- サラダ油 大さじ1
包む具材
- 豚ひき肉 100g
- キクラゲ 50g 戻したもの
- 醤油 小さじ2
- 砂糖 小さじ1/2
- サラダ油 小さじ1
トッピング
- フライドオニオン 10g
- 小ねぎ 2本
タピオカ粉なし。日本の家庭で作るベトナム蒸し春巻きの材料 作り方
それでは自宅でできるバインクオンを作っていきましょう。
・中に包む具材を作る
・バインクオンの生地を作る
の二つの工程に分けてレシピを書きました。
中に包む具材を作る
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5299.jpg)
まずは中に包む具材を作っていきます。
フライパンに小さじ1のサラダ油を入れたら温め、
豚ひき肉をフライパンで炒めます。
ひき肉の色が変わったらみじん切りにしたキクラゲを入れ、醤油、砂糖を加え1分ほど中火で炒めます。
バットに取り出し粗熱をとります。
生地を作る
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1.ボウルに米粉、片栗粉、サラダ油、水を入れたら、よくかき混ぜます。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5275.jpg)
2.キッチンペーパーなどに油(分量外)を含ませ、テフロン加工のフライパンに薄く塗っていきます。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5304.jpg)
3.フライパンを弱火にかけ、20秒ほど熱したら、オタマ1杯分ほどの生地を入れフライパン全体に広げます。
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4.10秒ほど弱火で加熱したら固まらない上澄の生地をボウルに戻します。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5306.jpg)
5.こんな感じでうっすら底に生地を固まらせばOK。
この生地は薄いほど美味しいです。
フライパンにフタをしたらそのまま弱火で1分ほど蒸し焼きにします。
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6.ぶくぶくと生地が膨らんで透明感が出てきたらOKのサイン。
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7.お皿を被せ、フライパンをひっくり返して、生地を取り出します。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5308.jpg)
8.お皿に生地を取り出したら、中に包む具材を6等分に分けて生地の下1/3位のところに細長く乗せます。
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9.具材を乗せたら生地を手前からつまみ奥にくるくると包んでいきます。
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10.端まで巻き終わったら出来上がり。
こんな感じで2.からの工程を残りの生地で繰り返します。
![](https://urikitchen.net/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5316.jpg)
器に盛り付けたらトッピングのフライドオニオンと小口切りにした小葱を散らします。
ソースはお好みでOK。
ニョクマムをそのままかけてもいいですし、
生春巻きにも使えるベトナムの万能調味料
ニョクチャムをかけても美味しいですよ。
詳しいレシピは下記の記事を参考にどうぞ!
バインクオンの生地作りの失敗しないコツ
生地を作る時のコツは、なるべく薄くすること。
生地が厚いとモソモソした食感になってあんまりおいしくないです。
最初にフライパンを加熱するときに、あまり熱くしすぎると、生地がすぐに厚く固まってしまいます。
弱火で10〜20秒ほどにして、生地がフライパンの底にうっすら固まったら、すぐに余分な上澄をボウルに戻してくださいね。
終わりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はベトナムの蒸し春巻き、バインクオンについての記事を書かせていただきました。
みなさんもプルプル食感のバインクオン、ぜひ作ってみてくださいね!
それではまた次の記事であいましょう!
さようなら!
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